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神の雫ぞ

神の雫ぞ

2020年8月12日

私ごとで恐縮ですが、先日誕生日を迎えまして50と〇歳になりました。生まれ落ちて半世紀以上ともなりますと、誕生日を迎えましてもなかなかおめでたいと言う気分にはなれませんが、SNS等の各種電子網を介して多くの方々にお祝いのお言葉をいただき、大変恐縮に存じております。

今年もスタッフの皆さんから贈り物をいただきましたが、今年はビール飲み比べセットでした(注1)。

 

今年の梅雨はずいぶん長かったですが、ようやくと梅雨も明けて夏到来ですね。とは言っても暦の上ではもはや残暑にあたります。夏生まれで夏好きな私は束の間の夏を存分に楽しもうかと思っております。

私にとって夏の楽しみといえば、なんといっても金色に輝く神の雫…即ちビールです。しかし、今でこそ大好きなビールですが、実は私は学生時代、ビールがあまり好きではありませんでした。と言うか、私の学生時代はアルコールハラスメントが公然と行われていた時代で、乱痴気な「飲み会」を象徴するこの飲み物に良いイメージを持っていなかった…と言うべきでしょうか。が、いつの頃からかこの金色の飲み物が大好きになってしまいました。

ビールの歴史と言うのも調べるとなかなか面白いもんなんですが、ビールの発祥は古く古代メソポタミア文明なんですって。それがエジプトを経て地中海を超え、ヨーロッパにもたらされたんだそうですが、ワインを好むギリシャ人ローマ人にはあまり好まなかった一方、アルプス山脈を越えて北方のゲルマン人にはたいそう好まれたそうです。今でもビールの本場といえばなんといってもドイツですよね。

ゲルマン人はその当時先進文明地域だったギリシャ・ローマに出稼ぎに来ることも多かったそうで、と言うことは、古代文明の時代も貴族がワインを、労働者がビールを好む構図だったように思われます。これって今の世と重なりますよね。

ビール党の私は、やはり押しも押されもせぬザ・庶民です。

 

ビールと言うのは不思議な飲み物で、子供の頃にこれを美味しいと感じられる人っていないと思うんですよね。そして、かつて私がそうだったように、思春期を抜け出したばかりのクチバシの青い若者にも多くの場合好まれません。ビールを美味しいと感じられるのは、人生の苦味を知ってから…ってことでしょうかね。

 

「ビールはきっちり苦い方がいい。苦味のない人生がつまらないようにねえ。」(注2)

なぁんちゃって(^^)

 

♪ 千早振る 神の雫ぞ 金の泡 夏空眩し いざ飲み干さめ

(大伴ヤキモチ)

 

注1)今年は新型コロナな対応で大変でした。スタッフには本当にいつも感謝しています。

注2)忌野清志郎のCMより。その頃はなんとも思いませんでしたが、今は心に染みますねぇ。

 

各メーカー取り交ぜてのセットになってますね。

「♪うまいぜ~!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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