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若き日の

若き日の

2019年12月30日

年の瀬も迫ってきましたね。

先日、高校の同窓会があって生まれ故郷の三重県桑名に行ってきました。

私は医者一族でもなく、まして資産家の生まれでもなくて、正真正銘の庶民の生まれですので、小中高大一貫して公立の学校で、国民の皆さんの血税でもって勉強させていただいたことしかありません。大学受験の時も予備校にも行ったことありませんし(お金かかりますから)、参考書なども高校の指定のものだけ(しつこいようですがお金かかりますから)でした。

ですから、自分の勉学の基礎は100%三重県立桑名高等学校理数科で培われたもので、私は三重県立桑名高等学校理数科の純正品と言ってよろしいでしょう。

 

桑名高等学校では、卒後30年で大同窓会を開く伝統があるんだそうで、私の卒年の同窓会は一昨年に開かれました。純正品と嘯(うそぶ)いてみても、現在医師として活動する私としては桑名高等学校理数科の卒業生であるよりも名古屋大学医学部の卒業生であることの方がアイデンティティが強くなっていますので、当初参加するかどうか迷ったのですが、この機会を逃したらもう会うことのない子達もいっぱいいるよなぁと思って参加することにしました。

参加してみますと、やはり受験と言う大きな壁に共に挑んだ仲間たちと言うのは、壁を超えて楽になってから出会った友とはまた違った格別な連帯感があり、あっという間に30年前にタイムスリップ、お互いを当時のアダ名で呼び合いオレオマエで話ができてしまいました。

また、会おうぜ〜なんて言いながら解散したものの、本当にまた会うとは思っていなかったんですが、同級生の1人が卒業アルバムを頼り(注1)に1人また1人とライングループに誘導してくれ、定期的な同窓会にまで繋げてくれました。なんとも言えないカリスマ性のあるヤツで、ソイツが音頭をとるとなんとなくクラスがまとまるいうヤツだったので、あー、変わってないなぁと言う感じがしました。

 

進学した大学の偏差値的な上下はもちろんありますが、今となっては誤差のうちです。銀行員、会社員、公務員、資格職、大学教官、中高の教員、そして僕も含めて医師など、みんなそれぞれがそれぞれに頑張っていて、話をしていると、目のキラキラ感が高校生の頃に「どこ受ける?」と話しあっていた頃とみんな変わっていません。

こんなヤツらと一緒に壁に挑み、共に青春を過ごしたことを誇らしく思いました。僕は庶民で良かったです。

 

また来年も会おうぜ〜(^^)

 

若き日の ごとく集いて 語らえば 血潮の騒ぐ 五十路過ぐとも

(大伴ヤキモチ)

 

今回は恩師も参加されました。

「綺羅星のごとく」と言う言葉がありますが、本当に綺羅星のごとき同級生どもです。

 

(注1)昔の名簿には住所から電話番号までなんでも載ってるんですよ。古き良き時代です。これからの時代はどうするんでしょうね。

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