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戦士の充電

戦士の充電

2018年5月20日

この週末は脳神経外科コングレスと言う学会に参加させていただくため、お休みをいただきました。脳神経外科の専門医資格を維持するためにどうしても参加する必要があり、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

本来、医師のクオリティーコントロールとして現場的な工夫として生み出された専門医制度なのですが、昨今は半ば公的な医療資格の扱いになりつつあります。若干戸惑うところではありますが、医師たるものが診療に直接役に立たないからといって勉強を疎かにすると言うことは、スポーツ選手が成績に直結しないからといって筋トレをしないようなものです。今後も時々お休みをいただきますが、ご理解のほどをお願いして申し上げます。

さて、今回の会場は大阪でした。
大阪と言えば今でこそ言わずと知れた大都会ですが、古代においては葦の繁茂する湿地帯だったそうです。百人一首に 
♪難波潟 みじかき芦の ふしの間も  逢はでこの世を 過ぐしてよとや
(<伊勢・新古今集:難波潟に生える葦の節の間くらいの短い時間さえ会えないなんて…こんな風にずっと会えないまま過ごせって言うの!?)
って言う和歌もありますよね。
そんな湿地帯に大都会大阪を作り上げた人物は…といえば、名古屋市中村区で生まれたスーパーヒーロー・豊臣秀吉さんです。この秀吉さんが当時清洲が根拠地だった織田信長さんにお仕えしたのが出世の始まりだったことはよく知られていますが、秀吉さんの部下には蜂須賀正勝さん、福島政則さん、溝口秀勝さん、…などあま市近傍の方がたくさんいらっしゃいます。蜂須賀といえば今も地名に残ってますし、溝口姓のかたもたくさんいらっしゃいますよね。
大都会大阪に、名古屋市中村区に住み、あま市でお仕事をさせて頂いている自分が立っていると言うことに、なんだか歴史の玄妙さを感じてしまいました。

会場は大阪国際会議場で、そのすぐお隣には大阪を代表する超高級ホテル・リーガロイヤルがそびえ立っています。が、もちろんそんな高級ホテルにお泊まりするほどの身分ではなく、徒歩で15分ほど離れたビジネスホテルに一泊させていただきました。ラッキーなことに部屋は高層階で夜景がきれいでしたし、大浴場があって何度もお風呂に入れて、かなり得した気分でした。

早朝に開講されるモーニングセミナーに参加するため、朝イチの6時に大浴場に行ってみたのですが、既にオジサンたちでいっぱいでした。そのオジサンたちは僕がホテルを出る頃には、既にスーツ&ネクタイでチェックアウトに並んでいらっしゃって、こう言うオジサンたちが日本を支えているんだなぁと畏敬の念を抱かざるを得ませんでした。
エアポート投稿オジサンだのオジサンLINEごっこだのと若人たちにはとかくバカにされがちなオジサンたちですが、そんなカッコ良くなさが、やっぱりカッコエエです。
お互い頑張りましょうね(^^)

♪早朝の 大浴場に 男満つ オン直前の 戦士の充電
(大伴ヤキモチ)

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