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後悔は

後悔は

new 2025年12月21日

先日、嬉しいことと悲しいことが同時に起こってしまいました。

嬉しいことは、短歌募集に応募した作品が入賞したことで、悲しいことはその表彰式の日取りを逃してしまったことです。

 

これまでもブログに書いて参りましたが、私は趣味で短歌を作ります(注1)。作り始めた学生時代はまだパソコンが普及していない時代で、作った短歌は紙に書き留めるしかなく、長い年月の中で散逸してしまったんですが(注2)、大学院生の頃にパソコンが普及し、作った短歌をパソコンに保存するようになりました。とはいうものの、ざざーっと書き留めてあるだけの話で、放ったらかしになってたんですが、ある時、ふと、我ながらどんな題材を詠んでるんだろうと思って題材別に分類してみたことがあるんです。分類のために読み返してみると、とても他人には見せられないような駄作ばっかりではあるものの、稀〜に、砂浜の無限の砂粒の中にポツリと水晶のかけらがあるように、「これ結構いいんじゃね?」と思うものもあるんですよね。で、そんな作品をネットで短歌募集のサイトを見つけた時に、「ポチッとな」と応募することがあるんです。

もちろん、短歌の会でボロクソ言われる作品ばかりです(注3)から、応募したところで落選ばかりなわけです。そんなある日、半年ほど前に応募した短歌募集の係さんから封書が届きました。が、どうせまた落選でしょと思い、わざわざ心勇んでガッカリすることもあるめ〜ってことで放置プレーにしてしまいました。となりますと、「エントロピーは増大する(注4)」の法則通り、机の上がだんだん乱雑になり、埋もれていってしまいました。

先日、年の瀬だしってことで、ちょこちょこっと机の上を整理してみたところ、その封書が発掘され、「あ」と思って開けてみました。

ら。

なんと。

「入賞」

と書いてあるではありませんか。「おおーっ!」と素直に嬉しかったんですが、表彰式の日取りは数日後… その日はクリニックの運営のための理事会が入っていて、そこまで押し迫っているとさすがに日程をずらすこともできず、表彰式への参加は断念せざるを得ませんでした。

封書を見つけた時に素直に開けて見てみればまだなんとかなったんですよね。滅多にあることではないのでとても残念でした。

 

まとめてみた私の短歌の題材はほとんどが「とほほ」ネタでした。私に相応しい題材をまた1ついただきましたとさ…って話でした。

何事も「先送り」ってのはいただけませんねぇ。政治も。生活も。

 

♪ 後悔は 先に立たずの 後悔を 重ねて重ねて 今また一つ

(大伴ヤキモチ)

 

注1)2019.12.18付「数打ちゃ当たる」の項もご参照ください。

注2)世の中から消えてしまったのならいいんですが、ひょっとして誰かの目に触れてたとしたらタマランです。自意識チョモランマな恋の歌とかも作りましたからねぇ。

注3)先日は偉い先生から「詠むべきでない」とまで言われちゃいましたな(^^;

注4)物事は整然→乱雑の方向にしか進まないと言う物理の法則です。私の生活空間はこの法則を体現したものとなっています。

 

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