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豆の芽よ

豆の芽よ

2025年3月16日

米の値の高騰が続いてますね。

18世紀のイギリスで活躍した経済学者アダム・スミスさんは、物の値段は需要と供給のバランスから「神の見えざる手」によって自然と決まるものだってなことを仰ったんです。だとすれば供給に対して需要が多いから値段が上がっていると想定されますから、米農家さんはウハウハなのかと思ったら、米農家さんは米農家さんで大変なんだそうで、昨今の物価の高騰で肥料や農薬の仕入れ値が上がるは、電気代の高騰で機械の利用料が高くなるはで収益は例年より悪いぐらいなんですって。とすると米の高値は一時的な需給バランスの問題だけではなく、構造的な問題も孕(はら)んでるってことになりますから、そう簡単に安くはならないってことになるんでしょうかね。困っちゃいますね。

 

肥料や農薬に限らず、このところ諸事物価が高騰してますよね。。私はバブル期を知っている最後の世代になると思うんですが、その頃は時間が経てば経つほど値段が上がるので欲しいものは早く買わなきゃと言う感じでした。ただ、今と違うのは時間が経てばお給料は上がるし銀行預金も増える時代でもあったんですよね。今ようやく賃金が上がり始めた感じですが、それでもやっぱり好況感がなく閉塞感が蔓延してる印象は続いてますよね。デフレを知らない若者たちが世の中を回すようになった頃、少しは世の中変わりますかねー。

 

さて。
そんな物価高騰の折ですから、節約節約ってことで先日豆苗(とうみょう)を買ってみました。安かったので。毎日もやし炒めってのもちょっと飽きてきましたし。
もちろん食材としての豆苗は知っていましたが、実際に買ったのはこれが初めてでした。安さに惹かれて買ったはいいものの、どう調理すればいいのかよく分かりません。早速ネットで調理法を調べてみますと、なんだか難しそうな料理がずらずらっと並びました。そんなもんとてもできそうにないので、困った時は炒め物(注1)ってなことで、卵と炒めて美味しく頂きました。
調べた際に、刈り取った根を水に浸しておくとまた生えるよと書いてあったので、ホンマかいなと思いつつやってみました。捨てるのはいつでもできますからね。
そうしましたら。
数日は別に変わりなく、そう上手くはいかんわなーと思っていましたら、10日ほどで芽が伸びてきまして、モジャモジャと小さいジャングルのようになりました

 

台所の薄暗い光の中、水だけで再度生えてくる逞しい姿に「おおー」とちょっと感動してしまいました。失われた30年を共に生き抜いた就職氷河期世代の仲間たちと被って見えましたな。

もちろん再度刈り取ってまた美味しく頂きました。伸びても伸びても刈り取られてしまうところもそっくりと言えばそっくりですが。それでも人は逞しく生きていくものでしょう。お互い頑張りましょうね。

 

2度あることは3度あるのでは?と欲を掻いてまた水に浸してみましたが、どうなりますやら(^^)

 

♪ 豆の芽よ 我も伸びなん 今一度 世知辛き世に 心刈られど

(大伴ヤキモチ)

 

注1)私の料理は基本炒め物です。時短&簡単が命ですからね。

無節操に伸びるさまは氷河期世代と言うより今の若者に近いような。 

3度目はどうかな…

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