重苦しい日々が続いております。
本ブログも版を重ねて参りましたが、ふと思い立っての小旅行ネタや趣味の弓道ネタが多いため、私が活動的な人間だという印象をお持ちの方もいらっしゃるようです。が、もしそうお感じであればそれは完全に誤解です。何を隠そう私は完全なインドア派で、出かけなくて済むならそれに越したことはないじゃん…と言う押しも押されもせぬザ・カウチポテト(注1)です。
私にとって外出とは「犬も歩けば棒に当たる」とばかりに無用に危険を呼び込む可能性のあるできれば避けたい行為ですし、スポーツとは報酬もないのに呼吸数心拍数を上げ筋肉骨格に負担を強いるその目的がよくわからない行為であって、それらを快楽とする健康健全な方たちとは対極の世界にいる不健康不健全な人間です。ですから外出自粛なんて「それぞ私のユートピア!」くらいに思っていますが、子供の頃、小学校の図書室で科学百科事典の炎色反応の美しい写真に魅入られていた私が「外で遊ばないと病気なるよっ!」と言われ校庭に放り出された時の苦痛を思い起こしますと、「外で遊ぶと病気になるよっ!」と言われて外出自粛されている方たちの苦痛がちょっとだけ理解できる気がします。
とは言うものの、毎日毎日新型コロナ対策で気疲れしちゃいますし、テレビをつければ毎日毎日何人患者が増えただの、医療崩壊寸前だのと脅されておりますと暗〜い気分になってきます。そこで、美味しいもんでも食べて少し憂さを晴らそうかなと思いましたが、外食もままならぬ昨今ですので、最近話題のテイクアウト料理を頼んでみました。
いや〜見事なもんです。
何しろ美しい。箱を開けるといい歳こいて「うわ〜♡」って声が出ちゃいました。そしてもちろんとても美味です。
やはりプロってのは大したもんですな。自分の「腕」で作った「味」を人に食べてもらいその対価をもらうと言うことに対する飽くなき姿勢と工夫に心当たれました。日本人というヤツはなんとまあ逞しいものかと。
愚痴ばっか言ってても何も変わりませんもんね。みんな知恵と工夫で頑張っとるなぁ〜と元気をもらいました(^^)
恥ずかしがるような歳でもないんですが、そうは言っても1人で高級料理店には入りにくいですから、一流シェフの料理をテイクアウトできることは嬉しいことこの上ないです。
新型コロナ禍で世の中どう変わっていくのか分かりませんが、毒男に対して少し優しい世界になったと言う側面もありそうですよ。
♪ 持ち帰り 膳を我が家に 並べ見て 暗き世も人の 知恵の頼もし
(大伴ヤキモチ)
注1)暇があればソファーに寝そべって怠惰な生活を送る人のことをジャガイモに例えて呼ぶ言葉です。まあ確かにカッコいいとは言えませんわね〜。
東区のラ・グランターブルドゥキタムラさんのオードブル盛り合わせ。私のごとき庶民にはとても入れないような風格のお店ですが、お弁当なら大丈夫!(許可を得て掲載しています)