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埋み火燃ゆる

埋み火燃ゆる

new 2019年8月12日

先日、津島市の市民弓道大会に参加して来ました。

私が普段練習させて頂いている津島弓道会が大会の運営を担当していましたので、救護員としてスタッフの一員と言うことで参加させて頂きました。

 

何しろこの暑さですから、救護員としては少し緊張するところがあり、聴診器、血圧計、体温計、酸素飽和度計(パルスオキシメーター)と言った普段の往診のセットに加え、人工呼吸用バッグ(アンビューバッグ)や消毒キットなども準備しました。この準備のために普段の出勤よりも朝が早くなってしまい、まさに朝イチの出動で夜型人間の私には少し堪えました。

 

私が24年ぶりに弓道を再開したことについては、これまで何度か当ブログに紹介させていただきましたが(注1)、さらに試合となりますと四半世紀を超え実に27年ぶりの参加でした。弓道の試合と言うものは、作戦も駆け引きも何もなく、ただ順番に的に向かって射って的中した本数を競うだけです。ですから、参加人数が多いと自分の順番を待つ時間がかなりあって、なんだか間延びした感じになります。ここで緩んだ集中力を自分の番になったらシュッと回復しないといけないわけですが、この行射(矢を射つこと)中の緊張感と待ち時間のダラけ感の極端なアンビバレンスさが弓道の試合と言うものです。「あー、弓道の試合ってこんなだよなぁ」と懐かしく感じました。

成績についてはもー散々でした。書くのも恥ずかしいので割愛させてください。

m(_ _)m

 

弓道には全日本弓道連盟の「標準」とされる射法が定められていて、現代ではこの射法で射つ方がほとんどですが、何しろ和弓の歴史は魏志倭人伝の時代から続く(注2)長い長いものですから、古式ゆかしい古流派もいくつかあります。私は大学生の時に弓道を始めたのですが、母校である名古屋大学は全日本弓道連盟の発足以前からある古い大学ですから弓道連盟の標準射法が入っている訳はなく、古流派の1つである「尾州竹林流」と言う流派でした。従って私もこの流派の射法で射つのですが、それがこの的中率ではねと、三十三間堂の通し矢で有名な星野勘左衛門さんをはじめとする尾州竹林流の偉人さんたちに申し訳なく思いました。

 

秋にはあま市でも大会があると思うんです。日程が合えば出たいなぁと思ってるんですが、その時には「中らないのは僕が下手なんであって尾州竹林流が悪いわけではありません」と背中に書いて出ないとなぁと思いました。

いやー、情けない。

 

幸い、僕が朝イチで準備をした医療道具は役に立たずに済みました。

これからも暑い日が続きます。私は夏生まれの夏男で暑い夏が大好きですが、それでもここ数年の夏の暑さは殺人的だなぁと感じています。しっかりお食事を摂って体力を維持し、乗り切りましょう!

 

競い合いて いざ弓引かん 青春の 埋み火燃ゆる 夏の陽高し 

(大伴ヤキモチ)

 

(注1)2018.8.19付 「光る矢羽根は」の項もご参照ください。

(注2)2019.5.28付 「令和の世にぞ」の項もご参照ください。

 

 

式次第です。4本セットを3回、計12本の的中数を競う形式でした。

学校の部活としての参加が多く、応援だけの子供たちもたくさん来ていました。暑い中本当にお疲れさまでした。

的を狙うこの形を「会(かい)」と言います。「会者定離」という禅語に因むとか。

 

 

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