私はもちろんお医者さんな訳ですが、別の一面としてはクリニックを運営する経営者でもあるわけで、働いているスタッフに労使関係上の書類を手渡す必要があることがあります。
まあ、そこは仕方のないところなんですけど、いつも仲良く(と思いたい)働いてるのに、そう言う瞬間って急にドライになった感じで寂しいんですよね。だから、少しでも感謝の気持ちを伝えるために、そう言う時の封筒は「いいもの」を使うことにしています。
勤務医時代はそう言う機会はそう多くなく、たま〜にブランド物を買った時に領収書や説明書を入れてくれる封筒を取っておいて使っていたのですが、今となっては貯めてある分だけでは間に合わなくなってしました。
そこで最近使っているのは「エルメス」の封筒。
エルメス…と言えば、ケリーバッグなどの高級鞄に代表されるハイブランドですが、もともとは中世ヨーロッパの皇帝たちも愛用したと言う馬具などを作る皮革加工の匠です。その流れで日用品も作られていて、さすがに良質で上品です。「電車男」で有名になったのはエルメスのティーカップでしたが、筆記用具やメモ、便箋などの文房具もあって、封筒も手触りがよく上質でいい感じです。
少し残念なのは、有名な馬車のロゴはなく、すみっこに小さく「HERMES」と書いてあるだけで、「HERMES」の製品であることがわかりにくいところです。スタッフはこれが「HERMES」であることに気づいてくれるかどうか…
忘れた頃に「あ!」と気づいてくれたら嬉しいんですけどね。
カッコイイとはこう言うことさ
…なぁんちゃって(^^)
♪いにしえより 続く匠の 封筒が ここに静かに 出番待ちおり (大伴ヤキモチ)